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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第19章 危ない一歩…


少しだけ車を走らせて、目的地に着く。個室もあるものの、瀬乃はあえて個室を選ばなかった。

「…ここでよかったかな」
「来たことない…」
「ならよかった。めっちゃおいしいんだよ、ここ」
「あ、そういえばピンスタでも上げてたことありましたっけ?」
「そうそう!」

話は確かに盛り上がっていく。二人のボルテージもどんどんと上がっていった。

「…どうでしたか?今日の文化祭」
「楽しかったよ。本当に面白い事企画するね。住吉社長」
「…そうですよね!」
「本当に楽しかったですよ。準備は大変だっただろうけどね?」

くすりと笑いかける瀬乃の空気感に凜桜はどことなく安心をしてしまっていた。普通なら個室に通されるはずだ。…ーーーそう、あの時の様に…

ふと思い出したのは川端の事だった。

「…どうかした?」
「いえ、…ッッ個室じゃなくて安心した、というか…」
「んー、個室のがよかったって感じではないって事だよね」
「はい、ちょっと過去に…」

そう切り出した凜桜の声をただまっすぐに受け止める瀬乃。

「そっか、ならここでよかった」
「でも、瀬乃さん…大丈夫ですか?」
「何が?」
「いえ、その結構有名じゃないかなと…」
「それ言ったら住吉さんと食事って言っても同じでしょ」
「それはそうなんですけどね?」

小さく笑う凜桜の顔を見ている瀬乃。ただ、肘をついて見つめながら『無理して笑う事、ない』と呟くように話した。

「…ありがとうございます」
「それはそうと、大野さんって、恋人は?」
「え?」
「んー、変な意味じゃなくて、ほら、恋人居たらこうして他の男と一緒にって言うと相手の人とか、さ。嫌なんだろうなって…」
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