すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第19章 危ない一歩…
瀬乃に教えてもらった通りに一階のカフェに向えばその姿はすぐに見つけることが出来た。
「すみません…本当に遅くなって…」
「いやいや、大丈夫よ。それよりもお疲れ様。何か飲む?」
「いえ、お待たせしてしまってるので…」
「ごはん、行く?」
「それでも構いませんし…」
「それって…誘ってる?」
「はい?!」
「嘘嘘、冗談。どこか行きたいところは?」
「私は特に…」
「何か食べたいものはある?」
「ずっとイベントで緊張してたので…なんでも食べれそうですけど…ステーキは食べれそうになくて…というか…お寿司?」
「あるんじゃん…クスクス…」
小さく笑いながらも瀬乃は車に向かうと伝え、一緒に歩き出した。駐車場に停めている車に乗り込めば、検索しだす。
「寿司かぁ…どんな寿司がいい?」
「どんなでもいいです!回ってようと回ってなかろうと!」
「じゃぁ回ってるのでいい?」
「はい!」
「…クス…冗談だって、誘っておいて回転寿司はないから、大丈夫。どこでもいい?」
「はい、本当に…あの…高級でなければ…」
「ん?」
「あまりに高級すぎると手持ちの心配が…」
「大丈夫。俺が出す」
そう言い切られながらも助手席に乗った凜桜のシートベルトに手をかける瀬乃。
「あ、あの…自分で…出来ますよ…」
「そう?悪い」
「…いえ…」
慌てて止めればきゅっと鞄を抱え込む凜桜。そんな凜桜の手から鞄を取り上げれば後部座席にとんと置いた瀬乃。そのしぐさ一つ一つがもうすでに女性慣れしていると言わんばかりだった。