すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~
第18章 文化祭
そして片付け、撤退も済んでいく。時間はお客様が帰ってから二時間ちょっとが経過していた。
「遅くなっちゃいましたね」
「そうだな」
「にしても、待たせてるんじゃない?」
「あー、さすがに待ってないかもですね…電話しておきます…」
そう話して凜桜はもらった名刺に書かれている携帯番号に電話をかけた凜桜。
『もしもし?瀬乃です』
「あ、SMYコーポレーションの大野です。本日はありがとうございました。」
『あ、終わった?』
「はい、せっかくお誘いいただいたんですが、…」
『今、一階のカフェで待ってたから。これでもう帰れる?』
「え…?」
『あ、もしかしていかない予定だった?』
「そうじゃなくて…その、二時間以上も待たせてるので…」
『待つって言ったじゃん?もしよければこのまま食事行く?』
「え、あの…でも…」
『どうする?どっちでもいいけど?』
そう言われて凜桜は少し迷いながらも行きますと返事をしたのだった。
「…行って来る?」
「ごめんね?」
「代表には言っていきなよ?」
「ん!もちろん…」
そう諒に話して凜桜は住吉を探した。背中を見つければ走り寄り、声をかける。
「住吉さん、お疲れさまです」
「おー、おつ!」
「あの、さっき言ってたお客様なんですが、まだ待ってくれていたらしくて…」
「そう、解った。気をつけてな?」
あっけなくさらっと、気に留めても居ない程の距離感で凜桜を見送る住吉だった。