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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第18章 文化祭


「すっごい早かった…」
「確かにね」
「片付け組って、」
「全員でやれば早いだろうが」

そう声をかけてくるのは住吉だった。

「…ですよね」
「そういえば凜桜ちゃん、呼ばれてなかった?」
「あ、いえ。ちゃんとお話はしたので…」
「ん?何が?」
「いえ、大丈夫です。」
「お客様絡みだったら許さねぇよ?」
「あ、…っと…お客様ではあるんですが…終わった後に食事にって…」
「そういう事…」
「行ってもいいと思ったんですけどね」
「仕事先に終わらせます!」

そう片付けに向かう凜桜。諒にその相手を聞けば瀬乃社長っすよと簡単に口を割った諒。

「今相手は?」
「んー、あぁ、あそこっすね。背が高いからよくわかります」

住吉に伝えればとことこと住吉自身から瀬乃に近付いていく。

「本日はありがとうございます。」
「あー、楽しかったです。ありがとうございます」
「こちらこそ。」
「…何か?」
「いえ、楽しかったところ申し訳ないのですが、うちの秘書、すぐに向かわせますので」
「大丈夫ですよ。仕事終わらせてから…って言ってもらってるので。外で待ってますし」
「それなら中で待たれては?」
「邪魔になっちゃうと思うんで。大丈夫ですよ。ありがとうございます」

そう言ってにこりと笑みを浮かべた瀬乃はするりと住吉の横を通り過ぎた。

「…なぁんか…食えねぇ男」

そうぽつりとつぶやく声は会場内のざわつきでかき消されていった。
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