• テキストサイズ

【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第20章 「君の心をさらったその日から**」


「それと、この件。助っ人を呼ぶことにした」


 
硝子さんがマグカップに入ったコーヒーを飲みながら、話を続けた。

 

「須和清仁。……来週にはこっちに来る」



すわ、きよひと。


頭の中で、その名前をなぞるみたいに繰り返す。
つい最近、どこかでその名前を見たような――


テレビ……? 本……?
あ、熊本のご遺族の家にあった本だ!


気づいた瞬間、思わず声が上ずった。



「す、須和清仁って、あの……!?」

「“次期ノーベル賞候補”って言われてる、あの須和清仁……さんですか!?」

「他にいるか?」

 

硝子さんが当然のように言って、マグカップを机に置いた。

 

「須和さんは、元々は高専の“窓”もしてた。呪霊も呪力も、視認だけはできる」

「今はもう本業が忙しくて、こっちの仕事は受けてないけどな」

 

“窓”――
術師ではないが呪いを視認できる高専関係者。

 

「……信用できんの? そいつ」

 

目隠しの奥で、先生の視線が鋭くなる気配がした。


硝子さんはそんな先生の様子にも動じず、コーヒーをひと口飲んでから答えた。

 

「大学のときの先輩なんだよ、須和さん。学生時代、ある呪霊に悩まされててね。私が術師を紹介したのがきっかけで、“窓”として高専の仕事をするようになった」

「へぇー……」

 

先生が気のない声で返す。
/ 575ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp