第29章 川品中央総合病院
顔を上げて目を開く。
視線を感じて隣を見ると、今度は先に目を開けたのは彼の方だった様だ。
安室「今回は椛さんの方が長かったですね。
何を伝えてたんです?」
椛「『爆発物の処理しなきゃ行けない時は、生き返って変わってほしい。』と伝えました。」
安室「あははっ!!
それは中々無茶な願いだが…
もしも可能なら僕も一票入れたいな♪」
椛「そういえば言ったことないけど、この際だから、一応安室さんにも言っておくけど、私は松田君と違って『爆弾の解体』趣味じゃないからね?
『機械いじり』が好きなだけだからね!」
確かに、言われてみれば、今の今まで、そんな話は聞いた事無かった為、彼女の話に興味深そうに耳を傾ける。
安室「なるほど、そうでしたか。
それは良い話が聞けました。
覚えておきましょう♪」
椛「安室さんは?
松田君に何を話したの?」
安室「萩原の時と同じだよ。
椛さんの紹介と、最近の報告です。」
椛「そうですか。」
安室「あと、ちょっとだけど松田に自慢。」
椛「えっ?
自慢?」
安室「…松田、もし椛さんと生きてる時に会ってたら、凄い気に入ってたというか…
椛さんに懐いてたと思うんだよな。」
椛(懐く??
えっ?
犬みたいに??)
先程の萩原の時には無い言い回しに、疑問が浮かぶ。