• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第25章 コンフィデンシャルのその先に


 
降谷「好きだ…

もう何よりも…
何よりも君が大切なんだ…。」

降谷は椛の首筋に顔を埋めながら、再び想いを紡ぐ。

そんな彼の肩口に顔を埋め、彼女も腕を回してしっかりと抱きしめ返す。

椛「私も…好きだよ。
大好き…

零…」

抱きしめる彼女から、不意に本当の名前を呼ばれて驚く。

『最後に名前で呼ばれたのは、いつ、誰だっただろうか…』
ふと、そんな事を思う。

自身の名前の筈なのに、何年かぶりに耳にするその音色は、酷く降谷の心を落ち着かせた。


降谷(俺の下の名前を呼ぶ人間はもう、一生いないと思っていたのにな…。

名前を呼ばれる事は、こんなにも嬉しく、安心する物なのか…。)

何故だか目頭が無性に、熱くなってきた。
それを誤魔化す様に、更に彼女を強く抱きしめる…

降谷「椛…
好きだ。
ずっと俺の側に居てくれ。」

椛「うん、いいよ。
ずっと側にいるよ。」

彼女の言葉に、ギュッと一度強く抱きしめると腕を緩めて、再び2人は見つめ合う。

先程まで涙で濡れていた彼女の瞳は、今までで1番キラキラと輝いている様に降谷には見えた。

左手を彼女の頬に添える。

頬の柔らかい感触と、彼女の体温を感じると、そのまま親指は彼女の下唇を撫ぜた。

2人は見つめ合いながら、まるで大事な物に触れるかの様に、お互いの唇を重ねる。


先日は不意打ちで一瞬だった口付けも、想いが重なった今は、あの時よりも酷く甘く感じた…


暫くお互いの唇の感触を堪能していたが、リップ音と共に唇が離れる。

そしてそのまま額同士をくっつけ合うと、どちらと共なく幸せそうに微笑みあった。

椛は彼に体を預ける様に腕を回すと、そのまま暫く抱きしめ合う。

お互いの存在を、
布越しで伝わるお互いの体温を、
そしてお互いの鼓動を確かめ合う様に…



/ 1168ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp