第25章 コンフィデンシャルのその先に
降谷「けど、降りる気は無いんだろう?
管理官に言われたよ。
『お前に信念があるように、彼女にも信念がある。
そんな彼女に、お前の考えを強要するなんてただのエゴだ。』
とね。
だから、椛 さんが協力者を続けるなら…
どうか約束してほしい。」
その言葉に再び顔を上げて、彼の瞳を探る様に覗き込んだ。
椛 「…なに?」
降谷「自分を犠牲にするような行動は、絶対にしないでくれ。
そして何よりも、自分の命を守る事を一番に考える事。
この2つを僕と約束してほしい。」
椛 「ふふふっ♪
2人は似た物同士なのね。」
降谷「??」
彼女が言う2人が誰か分からずに、首を傾げる。
椛 「黒田さんから全く同じこと言われました。
昨日。」
自身の上司の顔を浮かべる。
あまり表情には出さないが、部下の事も、警察組織の事も、日本の事も、いつもいつでも真髄に向き合う姿勢を、降谷は尊敬している。
降谷「そうか…
じゃあ約束してくれるね?」
椛 「約束したら続けること、安室さんも認めてくれるの??
私、足手纏いじゃない??」
彼女の後半の言葉には思わず顔を顰める。
降谷「…それ、本気で言ってるのか??
足手纏いどころか、役に立ちすぎてるだろ…」
椛 「?
今回私怪我しちゃって、安室さんに助けてもらったよ?」
どうやら降谷の言わんとしてる事は、あまり彼女に伝わってない様だ。