第41章 親友との縁故
彼の洞察力の高さと推理力の高さを改めて、実感する。
そしてそんな姿を見ていると、
『カッコいい人だな…』
なんて思ってしまう。
椛(いや、カッコ良い人なのは元々、わかりきっていた事だけど…)
惚れた弱みだろうか……
安室「それにしても、あのスコア、
流石にあれはまずかったんじゃないか?」
椛「スコア?」
安室「クレーの結果さ。
『普通の理系の大学院生』が、『ブランクのある経験者』と語ったとしても、久しぶりに撃ってあんなスコア出ないだろ。
周り…
椛にいい恰好を見せたかったのか、
プライドの問題なのか分からないが…
現役で撃ってないと、あんなスコアは出せないよ…
椛の方も。
もうちょっと手加減しても、よかったんじゃないか?」
椛「えっ?手加減って…」
安室「初めての実射で普通、あんな数字出せないよ。
管理官に見せたら鼻高々だろうが…
本気になりすぎじゃないか?」
椛「本気って…w
手加減とかそんな事どころじゃなかったよ!
私は私で必死で撃ってたんですけどw
両サイドでバンバン当てる二人がいたし…」
安室「ふふっ。
ホント椛は負けず嫌いだなw」
なんだか、楽しそうにそんなことを言う彼を、恨めしそうに見つめると…
椛「自分の事棚に上げすぎでしょw
『負けず嫌い』だったら、零こそ人の事言えないじゃない。」
安室「まぁ、完全に否定は出来ないが…
椛にだったら、
何を負けても譲ってもいいよ。」