第42章 ポアロのギタリスト
園子「ちょっと練習すればすぐ弾ける様になるって!
ジャジャジャーンってさ!」
男1「んじゃ、弾いてみろよ!」
園子「えっ?」
窓際に座る、人相が良いとは言えない男性二人組から園子は声をかけられる。
その男性の席にはちょうど、ギターケースが置かれていた。
男1「俺のギター貸してやるからよ…
携帯のアンプにつないだから…
音はすぐ出るぜ?」
ほぼ無理やりに男からギターを押し付けられる形で、ギターを肩からかける園子。
心配そうに見守る蘭の横で、園子はソワソワしながらそれでも何とか音を出そうと、悪戦苦闘しているが…
園子(えーっと、確か映画じゃ指を…
こうやって…
あれ?
こうだっけ?)
いつまで経っても音を鳴らしてこない園子に対して、男達は嘲笑う様に大きな声で茶々を入れ始める。
男1「何だ出来ねぇじゃんよォ!」
男2「弾けねぇのにナマ言ってんじゃねぇよ!!
JKがよォ!!」
男1「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャ〜!!」
男2「とんでもねぇな!!
ケッケッケッケッ!!」
椛「ちょっと貴方達!!
…!?」
椛はカウンター席に座りながら様子を伺っていたが、園子に対して、揶揄う様に下品な笑い声を上げる男2人に、流石に痺れを切らして立ち上がり、足を踏み出すが…
直ぐに安室に左肩を掴まれて、話に割って入る事を止められる。