第41章 親友との縁故
安室「僕も一緒に荷物、部屋まで取りに行きますよ。」
サラッと優しさを出されて、そのまま甘えてしまいたい気もするが…
椛「ん~、お気持ちは嬉しいですが、私、一人部屋じゃなくて、敦子さんと同室だから。
安室さんはロビーで待ってて。
すぐに戻ってくるから。」
椛は一度部屋に戻ったら、食後の歯磨きをして、そのまま直ぐに部屋を出れるように荷物は詰めて、手に持ってこれる状態で部屋に既に置いてある。
だが、敦子は本当に朝食ギリギリまで寝ていたため…
彼女の荷物は広げ放題、部屋は散らかり放題だ。
敦子は化粧もまだの為、朝の準備もするだろう。
そんな部屋の状態を安室に見せるわけにもいかないし、わざわざ部屋の外で待たせるのも違うと気を遣う。
安室「…分かりました。
ではロビーで待ってますね。」
椛「はい。」
勘の良い安室はなんとなく何か察したのか、素直に椛の提案を飲んでくれた。
大広間を出て、ロビーに向かって歩く安室の姿が見えなくなると、椛は足早に廊下の先を歩く沖矢を追いかける。
椛「昴さん。」
椛に名前を呼ばれて足を止めると、その様子にさらに前方を歩いていたコナンが気づき、こちらに向かって歩いてくる。
コナン「椛さん、さっきの電話って…」コソ
椛「うん、やっぱり毒を盛られたことによる他殺だったって。
あの監視カメラの人物を、容疑者として捜査するって言ってたけど…」コソコソ