第41章 親友との縁故
敦子「安室さんは、朝食はもう食べられたんですか?」
安室「いえ、まだですけど…」
加奈「それなら安室さんも是非、一緒にどうぞどうぞ!
ねぇ雄二!?」
雄二「あっ、あぁ、そうだな…」
安室「いえいえ、それは流石に宿側に急に迷惑なのでお構いなく。」
敦子「そしたら飲み物ぐらいは、お願いすれば出してくれるんじゃない?」
加奈「そうだよね!
ナイスアイデア敦子!
すみません〜!」
1番端に座っていた加奈は、隣の空いている席の椅子を引く。
どうぞどうぞとでもいう様に、隣に座る様に促した。
そのまま立っているのも不自然なので、一先ず、安室は引かれた席に腰を下ろす。
加奈「今ちょうど、椛さんの恋人…
安室さんがどんな人なのか、子供達に聞いていたところだったんですよ!」
安室「えっ?
そうだったんですか?」
敦子「子供達からの情報量が多すぎて、どんな人かちょっと予想できなかったけど…」
そこまで言うと、加奈と敦子は顔を見合わせて微笑み合う。
やはり、ずっと仲の良い女友達同士。
思っている事がお互い分かるのだろう。
安室「?」
加奈「椛さん!
めっちゃイケメンじゃ無いですか!」
敦子「しかも、こんな山奥まで迎えにきてくれるなんて…
めっちゃ愛されてますね!」
鼻息荒く、興奮気味に椛の方を向いて話を振ってくる2人に、少し引き気味に笑顔を返すが…
側から見たら、いつもの笑顔にしか見えないだろう。