第41章 親友との縁故
助けられなかったことに、心を痛めているのだと思いフォローの言葉をかけるが…
椛「…どうやら、あの方は病院で一命を取り留めてそのあと…
状態が安定してきたので、治療室に寝かせていたそうなんですが…」
昴「ほう…」
椛「看護師さんが目を離した隙に容体が急変して…
その後、死亡が確認されたとの事でした。」
昴「…」
椛「死因が…
どうやら、何者かの毒殺の可能性が高いと…
監視カメラに病院の医師では無い…
白衣を着た人物が、その方のベットに訪れて、立ち去っていく姿が写っていたらしく…
これから司法解剖だそうです…」
二人の間に、夜風が静かに通り過ぎる。
もうすぐ夏が始まる季節だが、山間の夜はまだ肌寒い。
肌が風に当たり冷えていく事を感じた。
椛「…コナン君と博士に伝えに行くわ。」
昴「私も一緒に行きましょう。」
建屋に戻り、静かな廊下を無言のまま目的の部屋へと足を進める。
ドアをノックすると、博士がひょっこり顔出した。
博士「おぉ、椛君に沖矢君。
どうかしたかの?」
扉をノックした椛と、その後ろに立つ沖矢の姿が博士の目に入る。
椛「今、博士1人ですか?
コナン君は…」
博士「他の子供達に連れられて、卓球場に行ったよ。
何か話かの?」
このまま立ち話をするわけにいかないので、博士は2人を室内に招き入れた。
そして沖矢は、コナンのスマホに電話をかける。