第41章 親友との縁故
敦子「じゃあ椛さんは、他に好きな人とかいるんですか?
独身なんですよね?」
椛「うん、付き合ってる人がいるよ?」
加奈「おぉ!
まあ、そりゃそうですよね!
フリーなわけないですよね!
その恋人とは、うまくいってるんですか?」
椛「うん、仲良いつもり。
今日も一緒に来たがってたけど、どうしても仕事の都合が付かなくて…
悔しがってたよ。」
加奈「ほら~!
だから言ったじゃん!」
加奈は、隣で湯に浸かっている敦子の腕を軽く揺さぶる。
ちょっと鬱陶しそうにしているが、その頬は軽く赤みが増し、口角が軽く上がっているようにしてる。
椛(あらあらあらあら♪)
椛「もしかして~…
敦子さんは昴さんの事、好きになっちゃったの?」
敦子「ちょっと!
塀の向こうで本人が聞いてたら…」
椛「昴さん、大浴場には行かずに、部屋のシャワーで済ますって言ってたから、隣にはいないよ。
それにさっきから人の気配もしないし…
男湯の露天風呂は今、誰もいないんじゃないかな。」
椛の言葉を聞いて、ひとまずホッとしたのか、湯を体に戻して先程までいた定位置に戻る。
加奈「出会ったときからのひとめぼれだもんね~♪」
敦子「ちょっと、加奈!」
加奈「初登場した時から、『敦子の好きそうなタイプだな~』って思ってたよ♪」
敦子「おい、加奈!」
加奈「大丈夫だよぉ〜!
椛さんに協力してもらおうよ。
昴さんとは一友人で確証が取れたんだし♪」