第41章 親友との縁故
体を流して露天風呂に向かう扉を開けると、目当ての人物を発見する。
椛「敦子さん?加奈さん?」
内風呂も中々広かったが、それよりも更に広い露天風呂が屋外に広がっていた。
大きな岩で作られた岩風呂は月の光を受けて、何とも幻想的に揺らめいているように見えた。
完全に貸し切りしているような状態の露天風呂で、女3人。
なめらかな泉質の湯に浸かってリラックスすると、気が緩むのは自然な事だ。
加奈「椛さんと昴さんって、付き合ってるわけじゃないんですよね?」
先日の自己紹介の時にもといパフェ会の時、関係性は説明したはずだが、再度改めて尋ねられる。
椛「うん、付き合って無いよ。」
加奈「その割には仲が良いというか…
今日はなんだか…
恋人同士に見えましたよ?
射撃してる時も。
クマが現れた後も。
けが人を救助している時も。
何というか…
ナイスプレイというか…
阿吽の呼吸?
仲間?
チームプレイ的な?」
椛「元々と言うか、今も生徒さんだけど…
今では良き友人に近いものがあるし…
あと何というか…
昴さんは気が利くし優秀だから。
隣にいたのが私じゃなくても、誰に対してもあんな感じだと思うよ。」
加奈「そうなんですか~?」
椛「そうだよw」
椛(なんだか、今日はこの手の会話の振りが多いな…
そんなに私達、傍から仲良く見えるのかしら…
サッバサバだと思うだけどな…)