第41章 親友との縁故
ベルモット「ジン…貴方…
あの男に盗聴器を付けてたのね…」
片耳に手を当てて何かを聞いている様子に、確信を得た様にジン声をかけた。
ジン「殺ったと思ったが…
息を吹き返した様だ…
アイツら…
余計な事しやがって…」
沖矢達が救命措置をしていた男性は、ジン達に撃たれた後、盗聴器を付けられていた様だ。
気付かずにそのまま逃げて、熊に襲われたのだろう。
盗聴器から聞こえて来る病院内の様子から、助かったと確信したようだ。
ジン「もう二度と、日の目を見ることはないよう、次こそ確実に始末してやるよ…」
闇夜に紛れるように黒いポルシェは、そのまま目的地まで猛スピードで走り去って行った。
コナン達は、宴会場に用意された夕飯を皆で食べ終えると、それぞれ用意された部屋に戻る。
部屋で休む者。
大浴場に行く者。
卓球をしに行く者。
それぞれ朝まで好きなようにして、過ごす事になった。
椛(ここの温泉はどんなかなぁ〜♪)
足取り軽く、大浴場に向かう廊下を1人歩く椛。
女湯の暖簾をくぐり、脱衣所に入る。
そんなに混んでないのか、使用されている籠はちらほら見受けられるだけだった。
一つの籠が目につき、視線を向ける。
見慣れた色の服が、かごの中からちらりと覗いている。
準備を済ませると内風呂に向かった。