第41章 親友との縁故
篤達の車が見えなくなると、2人は博士の車に乗り込む。
灰原「本当!!
後先考えずに直ぐに突っ走るんだから!!」
灰原はシードベルトを絞めながら恨めしそうに愚痴をこぼす。
博士「はは…
新一は昔っからずっとあんなんじゃよ…
少し距離を空けて追うかの?」
灰原「そうしてちょうだい…」
助手席に座る灰原は、コナンの予備の眼鏡をかけて、GPSを確認する。
博士達もそうしてクレー射撃場を後にした。
方やこちらは直ぐに発車したスバルの車の中。
沖矢「どうして貴方も乗ってるんです?」
椛「思わず反射的に?」
沖矢「…」
無表情の沖矢と、なんて事も無いように言い放つ、いつも通りの椛。
そんな彼女の様子を、運転をしながら横目で確認する。
沖矢(こういう時は、安室君の気苦労が垣間見えるな…)
普段は閉じられている細目を開くと、グリーンアイが夕焼けに反射した。
沖矢「…飛ばすぞ、しっかり捕まってろ。」
椛「オッケー。」
変声機のスイッチはそのままに。
沖矢の声色に、本来の赤井の言葉が乗る。
その言葉と共にアクセルを踏み込むと、一気に車は加速した。
すでに前方に見えていたコナンの姿が、どんどん近づく。
コナンの先に、黒いポルシェの姿はまだ見えない。