第25章 懐玉
その時、高層ビルの最上階の一室で爆破が起こった。
割れた窓から黒い煙が噴き出している。
「これでガキんちょ死んでたら俺らのせい?」
まだ対面もしていないから私達のせいにはならないかもしれないが、傍から見れば結果的にそうなるだろう。
面倒だからまだ生きていて欲しい。
そう思っていたら、何かが窓から降ってきた。
思わず心の中で「親方!!空から女の子が!!」と叫んでしまったが、地面に叩きつけられる前に呪霊を使い少女を救出する。
「目立つのは勘弁してくれ。今朝、怒られたばかりなれたんだ」
殴られた衝撃で気絶でもしたのか、少女の瞳は固く閉じられている。
この子が星漿体……。
まだ中学生くらいか。
「その制服、高専の術師だな?ガキを渡せ。殺すぞ」
呪詛師集団のメンバーであろう男がそう言った。
「聞こえないな。もっと近くで喋ってくれ」
それに、あまり強い言葉を使わない方がいい。
弱く見えるよってBLE○CHの藍染隊長が言っていたからね。
「ごめんて!!マジごめん!!この件から手を引く!!呪詛師もやめる!!」
だから言ったろ。
あまり強い言葉を使わないほうがいいって。
……あれ、言っていないか。
まぁどうでもいいけど。