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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第25章 懐玉








「呪術に理由とか責任を乗っけんのはさ、それこそ弱者がやることだろ。ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ。オ"ッエー」

べっと舌を出して人をバカにしたようなその物言いにカチンときた。
理屈より感情でしか物事を考えられないお子様的思想をどうにかしたほうがいい。
口で言っても分からないなら分からせる方法は一つ。

「外で話そうか。悟」
「寂しんぼか?一人でいけよ」

戦うしかない。
そう思った。
しかし、夜蛾先生が教室に来てしまい悟との喧嘩は強制的に終了となった。
私も悟もついさっき先生に怒られたばかりだからこれ以上怒られるのは勘弁願いたかった。

「硝子はどうした?」
「さぁ?」
「便所でしょ」

私たちの喧嘩に巻き込まれたくない硝子は、いつの間にかどこかへ消えていた。
賢明な判断だと思う。
こういう時の硝子の逃げ足の速さは私達の中では一番なんじゃないかな。

夜蛾先生は教卓の前に立つと、私と悟に任務に行くように指示を出した。
今まさに喧嘩をしようとしていた二人だから、一緒に任務に行くとなると余計喧嘩になりそうだ。
だがここで変に文句を言えばまた鉄拳が頭上に降り注ぐ。
だから私たちは何も言わなかったが顔だけは反らした。

「正直荷が重いと思うが、天元様のご指名だ」

その言葉に、一瞬にして空気が変わった。
依頼は2つ。
天元様との適合者、"星漿体"である少女の護衛と抹消。
矛盾しているその依頼にとうとう先生もボケたかあるいは次期学長で浮かれているのではないかと悟と耳打ちし合う。
が、どうやら私達の声は先生に届いていたらしい。
年を取ると悪口に関して地獄耳になるのはなんでだろう。





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