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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第24章 逢瀬









「せっかく僕とデートしてるのに考え事?」
「あ、ごめん。そんなつもりじゃなかった」
「一回考え出すとどこまでも考え込むもんねオマエは。でも、今は僕の事だけ考えてよ」

私の顔を覗き込むように悟は背中を丸めた。
唇と唇が重なりそうになって、思わず口をきゅっと結べば悟は喉奥で笑った。

「期待、した?」
「………………別に」
「沢○エリカ?」
「もうこんな時間か」

スマホで時間を確認すると19時になる10分前だった。
寮にそろそろ戻らないといけない。
門限はあってないようなものだけど、それでも一応20時と決まっている。
そもそも結構な頻度で門限を破っているから、今さらではあるが。
こういう時に門限を考えるのは、やっぱりもう少し悟と一緒にいたいと思っているからだろう。

無意識のうちに悟の手をぎゅっと握っていた。
それに気づいた悟がするりと絡めていた指を解き、私の腰に腕を回し引き寄せた。
一気に距離が縮まり、私の心臓はどくどくと大きく脈打って。
上を見上げると、目を細めて優しく笑う悟と目が合った。

「どうしたい?」

まるでそう問いかけているようにも見える。
ずるい奴だ。
私の口から言わせようとしているんだから。
どうしたいって、そんなの決まってるじゃんか。

悟の胸に顔を埋めながら。

「……一緒に、いたい。もう少しだけ」

と、言った。

「声ちっさ」

私の声はとても小さくて、夜の雑踏に搔き消される。
だけど悟の耳には届いているから、届いているならそれでいい。

私たちは夜の街を歩き、悟の家に帰ると一緒に夜ご飯を食べて、お風呂に入り、そしてお互いに情炎を燃やし快楽に溺れた。






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