第24章 逢瀬
「コレ、中学式卒業の時の私です」
そう言って彼女―――小沢優子は自身のスマホを私達の前に差し出した。
そこには制服に身を包んだ少々ぽっちゃりとした少女が映っていた。
へぇ、中学生の小沢優子ね、可愛いじゃん。
……………ん?
「うっそ⁉小沢優子なん⁉」
「えっ、マジィ⁉半年前でしょ⁉何がどーしたの⁉」
私も野薔薇も何度もスマホと目の前の小沢優子を見比べる。
それもそのはず。
写真の中の小沢優子はおかっぱで身長が低くてぽっちゃりしているのに対して、目の前の小沢優子はショートカットで身長も高く体型だってすらっとして痩せている。
どうみたって別人だろ。
「いやぁ、その時から身長だけ15㎝くらい伸びまして。それと東京に来て環境の変化のストレスでみるみる……」
「ほへぇ~」
「隣に誰かいんな。誰だ?」
人のスマホではあるけど拡大されている写真を元の大きさに戻す。
そこには、見知った人物が小沢優子の隣に並んでいた。
「「虎杖じゃん」」
小沢優子曰く、卒業式の日に勇気を出して一緒に撮ってもらったとのこと。
中学を卒業したら東京に越すことが決まっていたため、本当は連絡先とかも聞きたかったが、そこまでは勇気が出なかったらしい。
でも、ついさっき虎杖を見かけて今の自分なら連絡先などがきけるのではないかと思ったらしい。