第2章 恥辱
五条悟曰く。
私が何か企んでいると知ったこの男は、わざと嘘の部屋を用意し、あたかも本当の家だと私に思い込ませたらしい。
しかも住んでんの高専の教師寮とかふざけんな!!
そもそも教師寮あったのかよ!!
それに気づかず私はバカみたいにこいつの思惑通り動いて、あんなことを……。
ショックのあまり言葉を失っている私とは裏腹に、五条悟は部屋全体を見渡して、どこか楽しそうに笑っている。
「もう少しいい部屋にすればよかったかな。あ、でもここから見える景色はすごいいいんだよね。ガラス張りだし。失敗したな、そういうプレイもしたかったのについ夢中になって忘れてた。今度しようか」
「するわけねえだろ!!変態教師が!!」
「終わったら出て行こうと思ったけど、やーめた」
「お前、何考えてやがる」
「んー、なんだろうね」
「碌なことじゃねえだろ!!あったまきた!!表出ろ!!今すぐぶっ殺してやる!!」
「そしたらまた僕に抱かれちゃうけどいいの?ああ、いいのか。あんなにかわいく善がってたくらいだしね」
「殺す。絶対殺す。私の名誉とプライドに賭けて殺す」
「とりあえず、寝ようか。も疲れたでしょ」
「お前と寝るくらいなら道端に落ちてる犬の糞と寝るわ」
そう言い残し、私は乱暴に部屋を出た。
どこか遠くで五条悟の爆笑が聞こえたけど、私は無視して高専の寮へと戻った。
その間、足の間から垂れる五条悟との情事の残りを感じて、それもまた私の中の感情をぐっちゃぐちゃに乱した。
五条悟は真面目に本気で殺す。
お兄ちゃんの仇をとるために、私の名誉を守るために。