第2章 恥辱
五条悟の手によって、ベッドに縫い付けられる。
両手首を掴まれ、足の間には五条悟の身体が割り込み完全にマウントを取られた。
くそ。
身動き一つできねえ。
私を見下ろす男の目はどこまでも冷たくて、怒っていることが分かった。
だけどそれがどうした。
それで私が怯むと思うのか、間抜けが。
「………いつから気づいてた」
「2週間まえから」
「最初からかよ、クソが」
「大人を舐めるのも大概にしろよ、クソガキ」
「いつも舐められてるくせに、どの口がほざきやがる」
「素直に謝れば、許してあげるけど」
鋭い眼光が私に突き刺さる。
嫌な予感がした。
殺されるかもしれないと思った。
けど、そう簡単に素直になれているんだったらとうの昔に素直な女になっている。
「誰が謝るもんか」
「へぇ。じゃあ、僕が今からお前に何をしようと文句は言えないわけだ」
「は?」
「だってそうだろ。お前は無断侵入した上に寝首を掻こうとしたんだ。文句言う筋合いはないでしょ」
「なに、する気だよ……」
「安心して。殺しはしないから。そこまで鬼じゃないよ、僕は」
「嫌だ、やめろ。謝る、から。だから……」
「今さら謝ったって遅いよ。自業自得。素直にならなかった自分を恨む事だね」
どす黒く光る瞳に射抜かれ、私の身体は硬直した。
その一瞬で五条悟は私の両腕を拘束し、自分の来ていたシャツを猿轡として私の口の中に押し込んだ。