第2章 恥辱
「せん、せい……?」
「あれ、言ってなかったっけ。僕、高専高校の教師」
「うっそだろ!!?お前が⁉お前みたいな人間が⁉」
「そんなに驚くこと?」
「驚くどころじゃねえよ。大丈夫かよ高専。こんな奴教師として雇って。黒歴史まっしぐらだろ」
「あはは、罵倒の瞬発力えぐいね」
「罵倒もしたくなるわ!!!お前が教師だなんてぜってー認めねえ!!」
二度目の爆弾投下。
最強の呪術師で高専の教師で40万の家に住んでる。
何だこの肩書。
最強の呪術師は良しとしよう。
40万のあの部屋もこの際どうでもいい。
問題は教師だ。
あんな軽薄で適当でうさん臭くて節操なくてクズな奴が教師として教鞭をとっているのか。
信じられない。
想像ができない。
絶対ふざけ倒してるだろ。
「……教師?教鞭……?」
私は、カレンダーを見た。
2月16日。
私の顔は一気に青くなる。
「高校受験!!!」
五条悟を殺すことで忘れていた。
私には高校受験がある。
てか、何か月も中学に行っていない。
この時期に登校してないとか内申点に響きまくりだ。
どうしよう。
やることが多すぎる。
受験勉強もしなければ、その前に試験の手続きをしなくちゃ。
5日後、五条悟はオフだから尾行するとして。
え、一日五条悟に時間を費やすの。
この大事な時期に。
いや、五条悟暗殺計画の方が大事だ。
「五条悟を殺しながら受験勉強すればいいのか……。一石二鳥だ」
ノートに私の頭の中の言葉の羅列を書きなぐる。
そして出た結論がこれだ。
この時の私は、私のことをめちゃくちゃ天才だと思った。