• テキストサイズ

【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第14章 明日








そこからは虎杖君との共闘が始まった。
攻撃をする隙など一つも与えずに。
呪力が尽きるまでダメージさえ与え続ける。
それが有効な手段であるから。
だがしかし。
急成長している男は、この土壇場で領域を展開した。

人間の腕が格子のように相手を囲む領域が空間に広がる。
虎杖君は領域内にはいないようだ。
成程。
私だけを殺して、虎杖君を壊す算段か。

恐らく、コイツの魂に干渉する術式は"原型"の掌に触れることが発動条件。
しかしそれが必中の領域内となれば、私は今。
文字通り、掌の上。

「クソッ―――」

呪術師はクソだ。
他人のために命を投げ出す覚悟を時に仲間に強要しなければならない。

灰原を目の前で喪い、慕っていた先輩の1人、夏油傑が呪詛師に身を堕とし、何が正しく何が間違いなのか分からなくなった。
だから呪術師を辞めた。
というよりは逃げた。

そうすれば、誰かに強要する事も命を無駄にする場面も目にすることがないと思っていたから。
私が欲しかったものは平穏や平和な日常。
そういうごく当たり前の、暖かな暮らし。
それを求めていた。

だけど、どうやらそれは違っていたらしい。
私が本当に欲しかったものは、求めてたものは、もっと特別なものなのだと――――――。





/ 927ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp