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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第14章 明日







私は止めを刺そうと、「Soul」と書かれた錠へ目をやる。
魂の形を変えるのがこいつの術式なら。
コイツの魂そのものを止めてしまえば、全てが終わる。

鍵を差しこもうと手を伸ばした瞬間。
私の領域は音を立てて崩れた。
限界だったのだ。
口から血を吐く私を二人が支えてくれる。
その隙に男もまた、口からストックしていた改造人間を吐き出した。

男は自分の体を小さく変形させ、停止したはずの機能を再び再生させる。

「危ない危ない。あのままだったら俺本当に死んでたかも」

死んでたかもじゃねえんだよ、こっちは殺すつもりでいたんだ。

「短髪の餓鬼を殺せ」

改造した人間にそう指示する男。
3体の改造人間はまっすぐに虎杖に向かって行った。

もう呪力もほとんど尽きてしまった私は邪魔でしかない。
できるだけ邪魔にならないように。
離れた場所へ体を引きずる。

「ごほっ……げほっ……」

咳込めば、腹から血が溢れ口からも血が零れる。
笑いしか出てこない。
体がだんだん冷たくなっていくし。
震えが止まらないし。

ああ。
そうか。
死ぬのか。

ストン、と何かが私の腹の底に落ちた。
そうだ、死ぬんだ。
呪術師に悔いのない死はないって夜蛾が言っていたけど。
本当その通りだと思うよ。




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