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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第14章 明日







「ははっ、仲間割れ?いいぞ、やっちゃえ~」

だけどさ、虎杖。
これだけはわかってほしい。
私だって、好きで殺したわけじゃ、ないんだよ。

「……ごめん」
「っ……」

小さく謝れば、虎杖は息を呑んだ。
そして私の胸倉を離すと、私の後ろにいた継ぎ接ぎ野郎に向かって走りだし、そして顔面に拳を叩きこんだ。

「くそっ!!」

行き場の苛立ちを抱えたまま。
虎杖は継ぎ接ぎ野郎を殴り続けた。

殴られたそいつは、けろっとした表情で笑っていた。
だけど、殴られた顔面の中心―――右の鼻の穴から、真っ赤な血が流れた。

どういうことだ。
さっき私が屋上で攻撃した時はすぐに再生していたくせに。
虎杖の打撃は有効なのか。

「ブッ殺してやる」

ハッと我に返った。
冷静に分析をしていた私の耳に、虎杖の口から出たとは思えない言葉が飛び込んできた。
聞き間違いかと思った。

だって、あの虎杖が「殺す」と言ったのだ。

「"祓う"の間違いだろ、呪術師」

私と虎杖の攻撃を簡単に交わし、逃げ続ける男。
コロコロと形を変えるせいで、攻撃がしづらい。
あまり攻撃の組み立ては考えない方がいいかもしれない。
それに私は右腕が使えない。
虎杖を中心に、サポートに回った方がよさそうだ。

それに、どんなに強くても。
呪力が枯れればそれまで。
ならば、何百回でも何千回でも、叩きつぶすしかない。

「虎杖!!」
「応!!」

私は天井に鍵を撃ち込む。
コンクリートの瓦礫が男の頭上へと降り注ぐ。
それを避けたところに虎杖の攻撃。
腹へと打撃を受けた男は、苦痛に顔を歪ませその口から血を吐いた。




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