第2章 恥辱
親戚の家に預けられていたが「犯罪者の妹」というだけで、食事を抜かれたりや暴力を振るわれていた時もあったらしく、児童養護施設に一度預けられたと書いてあった。
11歳の時に優しい人達に引き取られ苗字を変えたが、彼女は小学校を卒業したと同時にその家を出て、変えた苗字を夏油に戻した。
そして、両親と一緒に住んでいた家に住み始めたと、そう書かれていた。
中学では、暴力などではなく完全に無視した上での罵詈雑言のいじめを受けていたようだ。
SNSでもそのことを書かれ、周りから白い目で見られていたという。
一度だけ殺されかけ入院したことがあるみたいだ。
そんな仕打ちを受けてもなお、彼女が挫けずに生きてこれたのは傑の存在が大きく、彼との約束がそうさせていたんだ。
約束のためだけに、は今まで生きてきた。
兄妹愛なんて、そんな生やさしい言葉で表現をしていいものなのか。
それから一週間。
任務で忙しかった僕は、硝子にの事を見る様に頼んだ。
二つ返事で承諾してくれた硝子には感謝しなくては。
なんて思っていた矢先にメールで「薬を飲めない夏油」という件名と一緒に写真が送られてきた。
そこには錠剤を吐き出すの姿が。