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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変









印を結ぼうとした手から力を抜いた瞬間、私の視界から虎杖が消えた。
真人も同じ気持ちだったのか、ほんの少しだけ目を見開いた。
気付いた時にはもう遅い。
虎杖の足が真人の顔面を蹴り上げた。

これは……膝抜きだ。
古武術において予備動作を消す技術。
それを応用し、虎杖は膝だけではなく股関節、肩と抜いていき倒れるより滑らかに真人の足元に移動したんだ。
姿勢は低く、力の流れを殺さず旋らせ繰り出されたのは、躰道の"卍蹴り"だ。

体術がガチすぎるんだよ。
一体どこで覚えたんだ、その技。

重心移動で勢いがついた一撃は威力が抜群で、真人の視界を眩ませた。
続けてみぞおちを蹴り上げる。
みぞおちを蹴り上げられたことで、こみ上げるものに口を大きく膨らませる真人。
私も虎杖も間一髪で真人の口から飛び出したものを避け、すかさず私はアイツの足に鍵を撃ち込んだ。

「封鎖」

呪力を流し込み、真人の動きを少しでも止めることができれば虎杖が攻撃してくれる。
虎杖が真人の顔面を一発殴り、続けて蹴りを繰り出そうとしたところで私の呪力が真人の呪力に負けた。
ギリギリのところで蹴りを回避した真人は、私達に背を向けて走り出す。

均衡した攻防戦が続く。
やっぱり真人は前よりも攻撃の手数を増やしている。
撃ち出した人間を時間差で変形させての攻撃、自切に切合……。
以前のように簡単に追い詰めることは不可能、か。
だが、攻撃の手数を増やしたのはオマエだけじゃない。





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