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【呪術廻戦】新世紀の『I LOVE YOU』

第26章 事変









「もっとふんばりがきけば、顔面を貫けたかな」

まるで刃物で切り付けられたように虎杖の顔を斜めに大きく傷が付いている。
ボダボダと流れる血は地面を汚す。
涙を流す改造された"それ"。
目の前で微笑んで死んだ七海。
ヘラヘラと笑う真人。

今まで見てきた光景が頭の中にフラッシュバックして、腹の奥底を黒い何かがぐつぐつと煮えたくる。
私は今、真人にムカついているんだ。
真人を殺したくて仕方がないんだ。
どうすれば私達が怒って、悲しんで、絶望を味わうかをはなっから知ってやがる。
私達の心を殺す方法も熟知し楽しんでいやがるんだ。
改造人間も、吉野の死も、七海の死も。
全て私達の―――虎杖の心を殺すために。
だから、私の命を真っ先に狙うんだ。
虎杖を再起不能にするために。

真の人で"真人"か―――。
人が人を憎む負の感情から生まれた呪霊。
だからこそだろう。
人が嫌だと思う所を的確についてくるあたり、呪霊だ。
真の人で"真人"か―――。
名は体を表すとはよく言ったもんだ。

だが、そう簡単に、私が死ぬと思うなよ。






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