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攫ってほしいと頼んでも ♔setters♔ ‐HQ‐

第1章 幼馴染みは森の中で姫を見つけた




影山は日向に向かって言って、私に視線を向ける
何を考えてるのか全く分からないその瞳で

「及川さんって誰だよ??」

いきなり出てきた人に困惑してる日向にすかさず言う

『あ、あんまり気にしなくてもいいから!
ていうか影山余計なこと言わないでよ!』

「別に余計なことじゃねぇだろ
今日青城と試合だろ、大丈夫なのかよ」

影山の視線はより一層私に入り込もうとしてくる
何でもないように言うけど、かなり気にしてるみたいで
…モヤモヤした気持ちになるから止めてよ


『影山は自分の心配しててよね
日向は初の練習試合だもんね!がんば!』

「…練習…試合…」

はっ…またやっちゃった
日向の顔色が青ざめていくのを見て影山と顔を合わせる
せっかく日向の気が紛れてたのになんてこと…!!

日向を落ち着かせながら湧き出た先輩のことを隅へと追いやってていた
私は烏野のマネで
今は日向の緊張を和らげることが最優先

私情は持ち込まないから

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