第11章 Vivit Color@忍足侑士 ❦
抱き上げられて辿り着いた夫婦の寝室。
ベッドの上で、顕となった夫の上裸から目を逸らす。
「いっつもこっち、見てくれへんね」
「う、だ、だって...」
チラ、と向けた視線の先の程よく筋肉質な身体に、ん、と身体を竦める。
「侑士さんは、えっちすぎます」
「ふはっ、なんやそれ」
長くテニスで鍛えられ、均等の取れた夫の身体に、最近、少し肉がついた気がする自身の身体を腕で隠す。
「紫雨は、きれいな身体しとるで」
「んっ」
スリ、と脚を撫でられながら首筋にキスをされると、フルリ、とまつ毛が震えた。
「肌もスベスベやし」
「侑士、さんが...恥をかかないようにしなきゃ、と」
「俺のためやったん?」
はい、と頷くと、満足そうな夫。
「そら、めいいっぱいかわいがってやらなあかんな」
前髪を払った額にキスをしてくれた。
「さっき、堪忍ね」
「?」
触れるだけのキスを唇に繰り返す。
「無理やりやったやろ」
「...ああ、大丈夫ですよ。
ちょっと、びっくりしましたけど」
「怖ない?」
はい、と彼の頬を両手で包み込む。
「ちょっと、ドキドキしちゃいました。
荒々しい侑士さんも、悪くないなって」
なんてね、と、少し舌を出して笑う。
「そんなら、ちと荒っぽくしてもええんやな?」
「へ?」
ふぅん、と目を細めた侑士は、頬に触れる紫雨の両手首を掴み、優しくベッドに押さえつけた。
「ゆう、し...さん....?」
ゴクリ、と固唾を飲むと、夫は優しく笑った。
「怖いことあらへん。
全部、任しとき。ぜんぶ」
ぜんぶ、と唇から零れ出ると、ゾクリと背筋が粟立った。
「愛してんで、紫雨」
「私もでっんっ」
肩を優しく掴まれて身を反転させると、ぐい、と背後から太腿から臀部にかけてを押し上げるように撫でられ、捲ったスカートの中の下着を捲り剥がされた。
「侑士さっ!」
ヌル、と濡れた柔らかな舌が奥に這った。
「やっ!」
ビクンッ!と力が入った臀部を優しく開く両手。
「アッアッ、あぁ」
ゆっくりと伝う生暖かな柔らかさに、ヒクヒクと震えた。
特に潤っている箇所を避けるようにして這う舌に、枕にしがみついて顔を埋めた。
初めて受ける口淫に、うう、と震える。
ピチャピチャと言う音に、侑士さん、と後方に手を伸ばす。
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