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Maria ~Requiem【気象系BL】

第22章 1 John 1:9


ほら、部屋の隅に…

3人で俺のこと見てる



どうして、私に検査をしろと言ったんですか?

どうして、お母さんに検査をしろって言ったんですか?

どうして、おかあさんを奪おうとしたんですか?




どうして……、私達を殺したんですか?




「……?」

西島さんが怪訝な顔をして振り返った。

「部屋の隅に、何かあるのか?」

そこにいるじゃないですか
能村さんたちが

「……いいえ?」

そう答えると、西島さんと智は目を合わせた。

「…智」

西島さんは智に目配せすると、部屋を出ていった。

「翔、ちょっと西島を送ってくるから…」
「うん」
「先に寝てろよ?」

頷いたら、俺の頭をポンポンと撫でて部屋を出ていった。



「夢じゃ…なかったんだ…」

智が触っていった頭を撫でてみた。

少し脂でギトギトする。
そういえばしばらく風呂にも入ってない気がする。

「入ろうかな…」

できれば風呂になんか入りたくない。
でも智が帰ってくるのに、汗臭いままでいるのには抵抗があった。

輸液を見上げると、もう残り少なくなってる。
さっきもう終わるって話をしてたから、外しても大丈夫だろう。

ベッドから出ると、ルートの栓を閉めて針を外した。

針の跡は内出血もしてなくて腕も動かしやすかった。
稲垣さんがやったのか西島さんがやったのかわからないけど、随分上手だなと思った。

俺はルートを取るのが実習ではダントツに下手くそで、専攻医になってほとんど練習するヒマがなかったから、多分こんなに上手にできないだろうと思った。

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