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Maria ~Requiem【気象系BL】

第22章 1 John 1:9


「俺と一緒に…?」

なんで?それは治療するってこと…?
西島さんみたいな優秀な医者が俺の治療をしようとしてくれてるってこと?

…っていうか、今ヤクザなんだっけ…?

「相葉さんからの依頼で、アンタのことを治療することになった」
「相葉さんって…雅紀さんのこと?」

記憶が不確かだったが、智の顔を見たら頷いた。

「なんで…?あれから8年も経ってるのになんで俺の治療を?」
「俺が頼んだんだ。西島は頼りになる」

智の声…

そうだ。
ここの所毎日、俺はこの声を聞いてたんだ。
懐かしい響きが今更ながら、俺の胸にじんわりと広がって安心できた。

「俺の父が…」
「え?」

西島さんが握ってる手首が痛かったから、そっと手を添えると外してくれた。

「あなたのことをとても優秀な精神科医だと言っていました。東陽病院が放り出すならウチで働いて貰いたいくらいだと…」

そう言うと、西島さんは思い切り驚いた表情になった。

「櫻井院長は俺のことを知ってたっていうのか?」
「父の専門は心臓内科ですが、総合病院の院長という立場上、都内の医師には詳しかったと思います…それに、ニュースになってたし」
「ああ…そんなこと覚えてるんだ」
「…同じ嗜好を持った方だなと思ったから印象に残っているんです。それに記憶力はいい方なんで」

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