第22章 1 John 1:9
それからは抗えなくて、夢の中なのにぐっすり眠ってしまったようで。
次に目が覚めたら、明るい部屋の中にいた。
「智…?」
ここは…智の部屋なのかな?
見覚えのない家具がある部屋に、一人寝ていた。
上半身を起こそうと思ったけど、だるくてできなかった。
熱があるみたいだった。
「ああ…」
なんだか前にみた夢と繋がってるなあ…
額に手を当てると熱かった。
やっぱり38度くらいありそうな気がする。
智、こないかな…
もう俺の夢には出てきてくれないのかな…
そう思いながら天井を見ていたら、俺の部屋にあるのと同じ埋め込み式のエアコンの送風口があるのが見えた。
あれ…もしかして、この夢って智が俺の部屋の隣に住んでるっていう設定の夢だったかな…?
じゃあここは俺の家の隣の部屋なのかな。
キョロキョロと部屋を見渡してみると、俺の部屋に似てる気がした。
広さ的には書斎にしてる部屋と同じくらいの大きさだろうか。
10年以上住んでいるんだから間違いはないと思う。
「やけに…設定がリアルだなあ…」
夢なのにガバガバ設定が出てこないのがおかしかった。
智と出会った頃の医者になる前の俺っていう設定にしてくれたらいいのに…
部屋に溢れている光が眩しい。
レースカーテンからの光がキラキラと部屋に満ちていた。