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Maria ~Requiem【気象系BL】

第21章 Psalm 121:1-3


『ああ…なんだそういうことか…』
「別に喧嘩売ろうなんて思ってないって」
『いや。松本潤のほうが素直に言うこと聞くかと思ってな』
「大野智だって名乗るよ」
『え?』
「俺のこと調べてるんだから、先にバラしておけばもう来ねえだろ?」
『…おまえ、松本潤を俺に殺させたいのか』

久しぶりに聞いた、じいさんの低い声。

「そんなわけじゃない…ただ…」
『おまえが櫻井翔のそばにいるって気取られるのはいい。気取られるだけなら証拠が残らないからな。だがはっきりと認識させてしまってはだめだ。俺は立場上殺すという道以外取れない』
「じいさん…」

わかってる。それが暗殺者の鉄則だってわかってるけど…

『俺が代わりに松本潤に接触しておく』
「…え?」
『ここまで関わっちまったんだから、ついでだ。親戚のじいさんの名前でも借りて連絡して、合鍵も回収しておくから』
「それはありがたいが…」
『いいか。俺は櫻井翔も松本潤も殺したかねえんだ』
「それは俺だって同じだ」
『だからおまえが前に出たら二人とも終わりってことになんだろうが。おまえはここは引っ込んでろ』
「じいさん…」
『俺に任せとけ。おまえは櫻井翔の面倒見てろ』

ぶっきらぼうに言い切ると、黙ってしまった。

多分、照れてるんだろう。

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