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Maria ~Requiem【気象系BL】

第14章 1 Corinthians 13:4


くだらない話をしながらも、さっき見た幼い智の顔がチラチラと脳裏に蘇った。
本当にそういう趣味はないんだが、幼い感じの智が思いの外可愛いと思ってしまう自分に戸惑っている。

「なにニヤニヤしてんの」
「え?なにが?」

ずずっとふかひれ煮のスープを啜り込んだ。
やべえ、うめえ。

「はー…アンタ、重症だわ」
「だから、なにがだよ?」
「この俺が一生懸命話してるのに、シカトとはこれ如何?」

なんか、話ししてたっけと思ってから気づいた。
潤が話してる最中に、物思いに耽ってしまっていたようだ。

慌ててレンゲに引っ掛けていたふかひれの姿煮を置いて潤に謝った。

「ごめんって」
「よっぽどさっき見せた画像が気に入ったんだ?」
「き、気に入ったっていうか…」
「あからさまにあれみてから機嫌いいよね」
「そうかあ…?」

顎を擦ってすっとぼけてみたけど、幼馴染とも言える潤の前じゃ誤魔化しきれるものじゃない。

「よっぽど好きなんだな。大野智のこと」
「えっ…ええ?」

潤が俺の顔を見て、笑いを堪えてる。

「…つか……うん…」

だめだ、やっぱ無理。

「…初めて…こんなに好きって思ったかもしれない」

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