第14章 1 Corinthians 13:4
「まあ…翔が好きじゃなくても、俺は好きだけどな」
水音に紛れてこんなこと言う。
聞こえないとでも思ってんのかな。
「わあっ!?」
まだシャワーで洗い流してる足首を握った。
「なっ…なにすんだよ!?」
「好きだよ!俺も好きだ!」
そう怒鳴ってやったら、目を丸くして。
お湯を止めるとざぶんと浴槽に入ってきた。
「わあっ」
乱暴に入ってくるから、びっくりした。
「ありがとう。好き宣言」
「宣言って…」
ぐるっと反対側を向かされたと思ったら、また引き寄せられた。
智の胸に後ろから抱かれるように座らされた。
ぎゅっと俺の身体を抱きしめると、ちゅっと俺の肩口にキスをした。
「そんなでけえ声で好きって言われると、照れるな」
「え。お宅様がそのようなことでお照れになるんですか」
「は?俺だって照れるだろ」
「素っ裸で朝食作ろうとした人が?」
「…効率化と呼べ」
「なんの効率だよ!?」
「洗濯だ!」
「お、おう…」
お互いに身体をあらいっこして。
智があとに来ちゃったから、モタモタしててちゃんと身体の奥の方まで洗えなかったけど、智に無理やり壁に押し付けられて中まで洗われてしまった。
「うう…恥ずかしいよお…」
「さっき、ゴムつけてなかったから気持ち良すぎて中出ししちゃったんだ。すまん」
「うう…野獣…」
「だからごめんって言ってるだろ!」
そのままふたりでバスタオルで拭きっこしながら上がって。
リビングのソファで爆睡した。