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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第26章 木兎光太郎 大人になった僕達は


「花澄さーん!この荷物も運んじゃって大丈夫ですか?」



お洋服を段ボールに詰めていると寝室の方から日向くんの声が聞こえてきて駆けつける



『うんっ!それにしても‥日向くんも大きくなったね‥』




烏野高校で初めて会った時はまだ身体も細くて
私よりは全然背も高かったけど


まだまだ皆んなに比べたら可愛い弟って感じだったのに




見上げるその姿は海外でしっかりと経験を積んできたんだと分かる程


アスリートの身体になっていた





『逞しくて‥大人になったねぇ‥』




「あ‥あのっ‥‥こんな近い距離で‥そんな可愛い顔で見上げられると俺、約束破っちゃいそうです」





『約束‥?』





なんの事か分からなくてそのまま日向くんを見上げていると
突然ギューっと抱き締められた




「あのっ!本当はっ‥高校生の時伝えたかったんですけどっ‥今更ですけどっ‥‥ずっと‥好きでしたっ!」





ギュッと目を瞑って一息に話し終えると
私を抱き締める腕にさらに力が入る





『ありがとう!日向くん!私も大好きだよ!』





とっても頑張り屋さんで

秘密の朝練をした日々の事を思い出す



嬉しくて流した涙も
悔しくて流した涙も



涙に濡れながら頬いっぱいに頬張ったご飯の味も


ぜんぶぜんぶ一緒に味わってきた仲間だから





素直な気持ちを伝えると触れている肌が段々と熱くなっていくのが分かる





「あのっ‥そーゆう好きではなくっ‥いやっ‥それも嬉しいですがっ‥」



『うん?』




少し屈んで私を見下ろすから
太陽みたいに綺麗なオレンジ色の髪がふわりと頬に触れる




そして至近距離で交わった視線が
木兎さんのように熱を含んでいるようにみえた




「花澄さん‥」




『日向くん‥?』




その瞳が真っ直ぐに私を見つめて
唇が触れそうなほどに近付いた時



洗面所の方から大きな声がきこえてきた




「花澄ちゃーん!ちょっとこっち来てくれん?」




「〜っ!」




『はーい!すぐ行きます!』




侑さんにお返事をすると
抱き締められていた腕がパッと離れた




「あのっ‥俺、木兎さんが相手でも‥諦めませんから」




そう言って笑う姿は太陽よりも眩しく見えた
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