第26章 木兎光太郎 大人になった僕達は
木兎side
ずるいとか言いながら
無自覚に妬きもちやいてる花澄ちゃんが可愛すぎて
正面からギューっと抱きしめる
「俺はずーーーっと花澄ちゃんしか見ないから安心して」
そっと前髪をよけて形のいいおでこにチューすると一気に顔が赤くなった
「花澄ちゃんこそ、日向のユニフォーム着てるし、他の男といっぱい写真撮ってたじゃん‥俺の事だけ見ててって言ったのに」
『あのっ‥これはただ‥木兎さんのユニフォームが濡れちゃって日向くんが貸してくれただけで‥写真もただ頼まれただけで‥っ』
「ふーーーん?」
『だから‥‥拗ねないでください』
「じゃあ花澄ちゃんが俺の機嫌とってよ?」
『えっ‥?美味しいご飯食べに行くとかですか‥?』
「ん‥それもいいけど、もっと大人なやつ、ちょうだい?」
『大人なやつ‥?』
「そ、大人なやつ‥たとえば、こんな」
きょとんと見上げてくる花澄ちゃんの身体をさらに引き寄せて
グッと腰を押し付けると言葉の意味を理解したのか赤い顔がさらに真っ赤になった
『ここでは無理です‥っ』
「バレないって」
『だめっ‥だれかきたら‥っ‥』
首筋に痕をつけていくと
恥ずかしそうに身を捩る熱を持った身体
顔はすでにとろんとしていて
めちゃくちゃに可愛いから
もう抑えが効かなくなりそうだった
「あーっ‥ヤべ‥‥マジでここで花澄ちゃんとエッチしたくなった‥‥」
『んっ‥‥はぁっ‥木兎さんっ‥‥』
重ねるだけのキスが
すぐに深くなって
お互いに求め合うようにキスをする
扉の向こうではガヤガヤと騒がしい音
それでもこの2人きりの空間には
2人だけの甘ったるい空気が流れていた
『これ以上は‥だめです‥‥おうちに帰ってから‥』
「ん‥じゃあ今日は早く帰ろっか、俺たちの家に」
『は‥い‥』
大人だけの
甘い時間
同じ家に帰って
大人になった俺達は
今日もこうして
言葉と
身体で
愛を確かめ合う