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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第11章 最終決戦の後…


数ヶ月後――。

鬼のいない平和な日々が続いていた。

ある日、飛羽のもとへ次々と嬉しい知らせが舞い込んでくる。

「禰豆子と善逸が結ばれたんだって!」

「俺様とアオイもだ!」

伊之助が胸を張る。

さらに――。

「炭治郎とカナヲも、無事に想いが通じたそうですよ」

しのぶが微笑む。

「そして私も……」

隣にいた義勇が静かに口を開いた。

「胡蝶と結婚する」

「ええええ!?」

飛羽は目を丸くした。

「冨岡さん、ちゃんと言えるようになったじゃん!」

「……必要なことだからな」

しのぶがくすっと笑う。

「ありがとうございます、冨岡さん」

「……ああ」

そんな二人を見て、飛羽はふと隣にいる実弥を見る。

「ねぇ、実弥」

「何だァ?」

「……あたしたちも、結婚式したい!」

「……!」

実弥が固まる。

「結婚式……?」

「うん! せっかく鬼のいない世界になったんだもん。みんなに祝ってもらいたい!」

実弥はしばらく黙っていたが、やがて照れくさそうに頭を掻いた。

「……まあ、飛羽がやりてェなら、やるかァ」

「ほんと!?」

飛和の顔がぱっと輝く。

「やった!」

「ただし――」

実弥が飛羽の額を軽く小突く。

「派手に騒ぎすぎるなよォ」

「それ、善逸たちに言って!」

「……確かになァ」

その瞬間――。

「結婚式と聞きましたがぁぁぁ!?」

善逸が飛び込んでくる。

「俺たちも絶対参加します!」

「俺様が一番目立つ!」

伊之助まで叫ぶ。

「……もう遅かったなァ」

実弥が遠い目をする。

飛羽は笑いながら実弥の腕に抱きついた。

「楽しみだね、実弥」

「あァ」

実弥も飛羽の手を握り返す。

「今度こそ――飛羽と俺の未来を、みんなに祝ってもらうかァ」

こうして、二人の結婚式の準備が始まった。
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