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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第11章 最終決戦の後…


その日の夕方――。

縁側に並んで座る実弥と飛羽。

「……今日は随分と静かだなァ」

「そうだね」

飛羽が実弥の肩に寄りかかる。

「こうしてると、鬼殺隊にいた頃が嘘みたい」

「……あァ」

実弥は少し照れながら、飛羽の肩を抱き寄せる。

「これからは、こういう時間を増やしていけばいい」

「実弥……」

飛羽が顔を上げる。

実弥も飛羽を見つめ――そっと額を合わせた。

「……好きだァ」

「私も大好き」

二人がそのまま抱き合おうとした、その時。

「飛羽さーーーん!!」

「「……!?」」

ドタドタドタッ!

庭から炭治郎、伊之助、善逸、そして人間に戻った禰豆子が走ってくる。

「飛和さん! お二人で何をしてるんですか!?」

炭治郎が無邪気に尋ねる。

「何って……」

飛羽が答えようとした瞬間――。

「おい! お前らだけで何か楽しそうなことしてんな!!」

伊之助が縁側へ乱入。

「飛羽ちゃぁぁん!! 俺も混ぜてぇぇぇ!!」

善逸まで飛和に抱きつこうとする。

「うわっ、善逸!」

飛羽が慌てて避ける。

その横で禰豆子がにこにこしながら手を振っている。

「禰豆子まで……!」

実弥のこめかみに青筋が浮かぶ。

「テメェらァ……」

「はい?」

炭治郎が首を傾げる。

「何だァ、その面はァ……」

「飛羽さんと仲良くしてました!」

「それを邪魔してんだろォがァ!!」

「えっ!?」

炭治郎が驚く。

伊之助は笑いながら叫ぶ。

「よし! じゃあ俺様も仲間に入れろ!」

「入るなァ!!」

実弥の怒声が響く。

善逸は飛羽の後ろに隠れながら叫ぶ。

「だって二人だけずるいじゃん!」

「何がずるいの!?」

飛羽は思わず吹き出した。

「もう……みんな元気すぎ!」

実弥は頭を抱える。

「……せっかく二人きりだったってのによォ」

「まあまあ」

飛和が実弥の手を握る。

「また二人きりになれるよ」

「……チッ。仕方ねェなァ」

そう言いながらも、実弥は飛羽の手をしっかり握り返していた。
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