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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第11章 最終決戦の後…


鬼殺隊が解散してから、しばらく経ったある日――。

飛羽は実弥と共に、久しぶりに柱たちが集まる場へ顔を出していた。

「蜜璃、なんだか嬉しそうだね?」

「えっ!? そ、そうかしら……!」

蜜璃は頬を赤くしながら、隣にいる伊黒を見る。

「……伊黒さんも、いつもより機嫌よくない?」

「別に」

伊黒はそっぽを向く。

だが――二人の手元を見た飛羽が固まった。

「……ん?」

蜜璃の左手に、見慣れない指輪。

そして伊黒の左手にも、同じものがある。

「……ちょっと待って」

飛和が二人を交互に見る。

「もしかして……二人、結ばれた?」

「…………」

「…………」

蜜璃の顔が一気に真っ赤になる。

「え、えっと……!」

伊黒が諦めたように息を吐いた。

「……ああ」

「ええええ!?」

飛羽の声が響き渡る。

実弥も目を見開いた。

「テメェら、いつの間にィ!?」

「無惨との戦いが終わった後だ」

伊黒は淡々と答える。

「俺はもう、蜜璃と離れるつもりはない」

「伊黒さん……!」

蜜璃が嬉しそうに伊黒の腕へ抱きつく。

「私も、ずっと伊黒さんと一緒にいたいの!」

飛羽は両手で口元を押さえた。

「待って待って……あたしが実弥と婚約したと思ったら、こっちも成立してるじゃん!」

「……何だァ、その言い方は」

実弥が呆れる。

「いやだって! 原作知識的に色々覚悟してたのに、未来がどんどん変わってる!」

「また始まったぞォ……」

実弥が頭を抱える。

伊黒が飛羽を見る。

「お前たちも、結ばれたのか?」

「……うん!」

飛羽が実弥の腕にそっと寄り添う。

「昨日、実弥からプロポーズされたの」

「……そうか」

伊黒は少しだけ目を細める。

「なら、お互い幸せになろう」

「うん!」

蜜璃も満面の笑みで頷いた。

「みんなで幸せになれるなんて、素敵ね!」

実弥はそんな二組を見て、照れ隠しのように鼻を鳴らした。

「……ったく。戦いが終わった途端、惚気話ばっかりだァ」

「実弥も人のこと言えないでしょ」

「うるせェ」

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