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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第11章 最終決戦の後…


無惨との戦いから数日後――。

柱たちは、産屋敷邸へ呼び出されていた。

皆が揃うと、輝利哉が静かに口を開く。

「皆さん。本日をもって、鬼殺隊を解散します」

「……!」

飛羽は息を呑んだ。

原作でも知っていたはずの結末。それでも実際に聞くと、胸の奥が熱くなる。

「今まで、本当にありがとうございました」

輝利哉は深く頭を下げる。

実弥はしばらく黙っていたが、

「……これで終わりかァ」

ぽつりと呟いた。

飛羽も隣で頷く。

「うん……終わったんだね」

その後、柱たちはそれぞれ屋敷を後にした。

――その夜。

飛羽は縁側に座り、静かに月を眺めていた。

「……鬼殺隊、なくなっちゃったなぁ」

「だからって、いつまでもそんな顔してんじゃねェ」

「実弥……」

隣に腰を下ろした実弥は、珍しく黙って飛羽を見つめている。

「……な、何?」

「飛羽」

「うん?」

実弥は拳を握り、少しだけ視線を逸らした。

「俺ァ……テメェとこれから先も一緒にいたい」

「……!」

「任務もねェ。鬼もいねェ。だったら――」

実弥が飛羽の手を取る。

「これからは、俺の嫁になれ」

飛羽は目を丸くした。

「……それ、プロポーズ?」

「そうだァ。言わせんなァ…」

顔を赤くしながらも、実弥は手を離さない。

「……嫌かァ?」

飛羽は首を横に振った。

「ううん」

そして、実弥の手を握り返す。

「嬉しい」

「……そうかァ」

実弥は小さく息を吐き、飛羽をそっと抱き寄せた。

「じゃあ決まりだァ」

「うん……」

飛羽は実弥の胸に顔を埋める。

「これからは、あたしたちの未来を作ろう」

「あァ」

実弥は飛羽の頭を撫でる。

「今度こそ、誰にも決められてねェ未来をなァ」

二人は静かな月明かりの下で、これから始まる新しい人生を思い描いていた。
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