第2章 全てはここから
『あの…飛羽さん?そこでゆっくりしてる場合じゃないですよ?』
『なんでですか?那田蜘蛛山に生息する鬼を倒せと伝令を受けてここに来たんですよ?その任務は終えました。』
飛羽は平然と言ってからタバコを吸って煙を吐いた。
『間違いではないんですけど…それより富岡さん?これはどう言うことですか?鬼殺の妨害ということになりますが?』
しのぶは飛羽の言葉に困惑ぎみになったがこの状況をどうにかしようと富岡に話しかけた。
『あれは2年前のことだ…』
『そんなに遡って話されても困りますよ…』
しのぶは富岡に押さえつけられながら会話をしている…その様子を気にせず、飛羽はタバコを吸い終えて小さな箱に吸殻をしまうと…
『さてと…そろそろかな?』
と言って空を見あげた。
その瞬間…伝令が入る。
禰豆子と炭治郎を捕らえよ…と。
鬼殺隊本部に連れてこられた炭治郎は気絶している。
禰豆子も箱の中でぐったりしているだろう…
飛羽は歩き回り走り回った疲労で屋敷に帰ってきてぐったり…
いつの間にか寝てしまっていた。
炭治郎との一悶着のあとの柱合会議では飛羽が十二鬼月を単独で倒したことが話題に上がっていた。
『うむ!実に素晴らしいことだ!!』
と炎柱 煉獄杏寿郎が言った。
『すごいわぁ!!流石!不死川さんの継子って感じだわ!』
と恋柱 甘露寺蜜璃が言う。
『当の本人は屋敷で寝こけてやがったけどなァ…』
実弥は呆れた様子で言った。
『実弥…今は休ませてあげなさい。』
『御意…』
実弥は産屋敷耀哉の言葉に大人しく従った。
『ただ…ひとつ問題が生じるんだ。恐らく、今回の一件で鬼舞辻は飛羽に目をつけたはずだ。飛羽により強い鬼をけしかけてくる可能性もある。実弥…飛羽を頼んだよ?』
『御意…』
その頃…
鬼舞辻無惨は…
『累が倒されただとっ!?しかも…入隊したばかりの剣士にだとっ!?…おもしろい…小娘…覚悟しておけ…』
と1人呟いていたのであった。