第2章 全てはここから
『誰だてめぇ…』
『風柱 不死川実弥だァ…』
『俺の妹に指1本触れてみろぉぉっ!?許さねぇからなぁ!』
『それはどういう意味ですかねェ?継子なんで手合わせくらいしますけどォ?』
実弥と蛍の喧嘩が始まってしまったのである。
飛羽は止める様子もなく、放置してタバコを吸っていた。
しばらくして…
『おい!』
飛羽の声に2人は取っ組み合いをやめて飛羽の方を見た。
『刀!!はよ寄越せぇ!!』
そのあまりの勢いに蛍は無言で飛羽に刀を渡した。
刀鍛冶の里にいた頃…普段は声は荒らげることはあるが、めったに怒らない飛羽を蛍が本気で怒らせたことがあった。
その時を彷彿とさせる怒りが込められていたのである。
『不思議な色…』
飛羽が刀を抜くと…峰が透明に近い白。
刃先が透明に近い緑色になった。
『初めて見た…すげぇ…さすが俺の妹だけある!』
蛍はその色に大興奮していた。
『絶対に飛羽は本気で怒らせるなよ?』
蛍は実弥にそう耳打ちして去っていった。
翌朝……
『起きろォっ!!』
『起きてる…』
『寝てんじゃねェかァっ!!』
飛羽は実弥に叩き起され、走らされた。
『遅せェっ!!』
『いやいや柱相手に追いつけとか言いませんよね?無理です!!』
『無理じゃねェ…やれェ…』
『そんな無茶苦茶なぁ…』
飛羽は実弥に追いつこうとしたが追いつかない…
『おィ…常中も出来ねェとか言わねェだろうなァ?』
『常中はしってますけど…出来ないままですぅ…』
『やれェ…』
『はーい…』
飛羽はこの日から常中の呼吸を使うことを実弥から言われた。
『おィ…誰が普通に呼吸しろっつったァ!!』
『はぃぃ〜!!』
任務もずっと一緒で常中が崩れると怒鳴られる。
そんな日々を続けていたある日のこと。