第3章 地獄の特訓と兄の襲来と…
『お前なァ…そういう事を軽々しく言うんじゃねェ…』
実弥は顔を背けながら言った。
それから数日後…
『明日…無限列車に乗ります。』
『聞いてる。』
『止めないんですか?』
『止めたところで聞くのかァ?』
『聞きません。実弥さん…もしあたしが死んだらどうします?』
『飛羽…最初から、死ぬ気で行くんじゃねェ…必ず生きて帰ってこィ…』
『え?今名前…初めて呼んでくれましたよね!?よし!勝ちに行きます!!』
『名前くらいで騒ぐんじゃねェ…』
『大事ですよ!!』
『そうかよォ…』
『そうです。』
『必ず…生きて帰ってこィ…その時になったら…俺の答え聞かせてやらァ…』
『答え?』
『お前が言ったんだろうがァ…』
『あ〜…あれですか…』
飛羽は思い出して恥ずかしくなった。
実弥は思っていた二度と…あんな想いはしたくない。
もう二度と…大切な人を失って溜まるかと…
『行ってきます。』
『おゥ…怪我すんじゃねェぞォ…』
『それは無理な相談ですね。でも…必ず生きて帰ってきます。』
飛羽はそう言って無限列車に乗るために走っていった。
『惚れた女が危険な目にあうって分かってんのに何も出来ねェのは二度とごめんだァ…』
飛羽を見送りながら実弥は独り言を言った。