第3章 地獄の特訓と兄の襲来と…
翌朝…
『ふぅスッキリした。』
任務と鍛錬で砂ぼこりやら、なんやらで汚れていた飛羽はお風呂に入っていた。
服を着て縁側に座るとタバコに火をつけて吹かした。
実弥はいつの間にか出かけていて屋敷には飛羽一人。
『寂しいな…』
ふと出た言葉はそれだった。
こんな静かな空間に1人になることなんて里ではなかったことだ。
必ず、あちこちから刀を打つ音が聞こえて騒がしかった。
そこに物音が聞こえた。
実弥が帰ってきたのだろう。
『おかえりなさい。』
『あァ…また飲んでんのかよォ…』
呆れた様子で実弥は言った。
『いいじゃん?許可したのは実弥さんですからね〜』
『はァ〜…没収だァっ!!俺の特訓に耐えられたら返してやらァ!!』
そこから地獄の鍛錬が始まり…
飛羽は必死に実弥に向かっていった。
これが後に地獄と呼ばれる無限打ち込み稽古に繋がっていく。
それから数日後…
飛羽は実弥の速さについていけるようになった。
その速さは実弥とほぼ互角だ。
『やるじゃねェかァ…』
『褒めてくれてます?』
『うるせェ…二度も言わねェからなァっ!!』
『実弥さん、顔赤いですよ?』
『うるせェ!!』
そんな日常。
『兄貴が、暴れてる?まーしゃーないね。炭治郎が刀折っちゃったからね〜』
鎹鴉が飛んできて飛羽に知らせた。
『どうするつもりだァ?』
『何がですか?』
『止めに行くのかァ?』
『行きません。あたしには関係ないことなんで。実弥さんにしか興味無いです!!』
『はァ?何言ってんだァ?』
実弥は数秒無言になってから言葉を出した。
『そのまんまの意味ですよ?』
飛羽は満面の笑みでそう言って笑った。