第2章 実は男の子でした / 狗巻棘
いや確かにSNSで絡んでいた時性別の話はしていなかった気がする。
載せていた自撮り写真や投稿内容から勝手に女の子だと認識していた。
極めつけはラブホ女子会の話だった。
ぐるぐると思考を巡らせているとぬるっと彼の掌がなつの恥丘から体のラインに沿うように滑らせてきた。
後ろから覆うように密着されてなつのソコを指の腹で優しく洗う彼。
「ひゃ……そこ、はっ…!…自分でっ!…ぁ……」
なつがふと顔を上げて正面を向くとそこには縦長の鏡が。
つまり自分が彼に身体を洗われている姿が丸見えなのだ。
「こんぶ、すじこ」
明らかにただ洗う時のような指の動かし方では無い。
掌を恥丘から膣の方へぬるぬると前後に行き来させて時折陰核を指でピンッと弾くように触ったりして刺激を与えてくる。
なつはその度にびくりと身体を跳ねさせた。
「まっ…やあ…」
「しゃけ」
彼がうん、と頷くとシャワーでなつの身体を流していく。
そして流し終えると彼はにっこり笑って先に泡風呂へ入るよう促した。
「…えっ!…あっ?は、はいる、ね…?ありがとう…?」
「しゃけしゃけ〜」
既にすっかり頭がパンクしているなつを他所に彼はご機嫌な様子で自分の身体を洗うとシャワーで流して泡風呂の湯船へ入る。
「……」
「あの…こんぶ"くん"…なんだよね?あのえっと…」
「しゃけ」
彼はこくりと頷く。
なつがかああっと頬を熱くしていると彼は口パクであわあわと言いながら楽しそうに湯船の泡をかき集めて手のひらに泡を乗せてふーっと吹いた。
「……う…っ…」
かわいい。すごくかわいい。
でも!男の子だったんだよね?!どうしよう!?
いや…それにしても性別なんて関係なくて、とにかくタイプすぎる…
そう考えている間にのぼせてきた。
頭パニックだし心臓バクバクでうるさいし暑い!額に汗が滲んできた。