第2章 妄想で終わるはずだったのに
「お前の身体は男の好みを分かっているらしい」
男はその肉付きのあるなつの身体が気に入ったらしい。
男のなつを見る複眼が細められる。
「!?…ひ…っ…!」
「色気のない声を出すな」
男がなつの腕を掴んで引っ張ると布団に仰向けになる様に倒した。
そしてするりと脚の間に入るとそのまま前のめりになりなつの顔の横に手をついて顔を近づけてくる。
俗に言う床ドンというやつだ。
「ぁ…ぅ、ぁ…」
「女、名はなんという」
「なつ…です…」
「そうか。では…」
――――――なつ、俺を楽しませろ
なつの首筋に唇を近づけそう低く甘ったるい声で言う。
言葉と同時にかかる吐息がくすぐったくてぴくんと肩で反応する。
男はふ、と悪い笑みを零すと首筋に噛み付いた。